ビューティ

クリーナーの「シャーク」も美容家電市場に参入 スタイリングドライヤー発売

掃除機で有名なブランド「シャーク(SHARK)」を手掛けるシャークニンジャは、美容家電ブランド「シャーク ビューティ(SHARK BEAUTY)」を立ち上げ、9月にマルチスタイリングドライヤーの“フレックススタイル”を家電量販店やインターネットショップ、公式オンラインストアで発売する。市場想定価格は3万4980円。コードレスのスティッククリーナーやハンディクリーナー、スチームモップなどでお馴染みの「シャーク」は、今年で日本上陸5周年。節目の年に、アメリカで2021年に立ち上げた美容家電ブランド「シャーク ビューティ」の日本上陸を決めた。

「シャーク ビューティ」は、「なりたいワタシを、叶えよう。FOR ALL HAIRKIND」をテーマに、誰でも、手軽に、楽しく、さまざまなスタイリングができる美容家電を届けることを目指す。“フレックススタイル”はパワフルに髪を素早く乾かせるドライヤーだが、本体を捻るとエアカーラーやロールブラシ、ワイドノズル、つるツヤローラーのアクセサリーツールを装着して、さまざまなヘアスタイルを実現するスタイラーに変わる一台二役の美容家電だ。エアカーラーは、風の力で髪を自動的に巻き付け、痛めることなく、ナチュラルなカールが簡単に作れるアクセサリー。ヘアアイロンの代替品というよりは、よりナチュラルなフワッとしたカールで軽やかなヘアスタイルを楽しむツールと言えそうだ。カラーは、ストーンとフラミンゴピンク、モカシルバーの3種。

「シャーク ビューティ」は、以降も新製品の発売を予定している。先行するアメリカではエアカーラーやロールブラシ、ワイドノズル、つるツヤローラー以外のアクセサリーも豊富という。こうしたツールも多数販売することで、日本人好みのナチュラルで軽やか、自由なヘアアレンジを叶えるツールとして打ち出せば、異業種の参入も相次ぎ競争がし烈になってきた美容家電市場での商機が見えそうだ。

小型家電の「シャーク」は、アメリカでシェアナンバーワンのフロアケアブランド。日本でも家電量販店における充電式ハンディクリーナーのカテゴリーでシェアトップを誇っている。使用調査でユーザーの声に耳を傾けながら、それぞれの国や家庭に合わせた商品を開発している。今回の“フレックススタイル”も、アメリカで販売している商品より径が小さく、エアカーラーやロールブラシ、ワイドノズル、つるツヤローラーは、日本人のヘアスタイルや嗜好に合わせてピックアップしている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。