ユナイテッドアローズは、渋谷キャットストリート沿いに構える「ディストリクト ユナイテッドアローズ(DISTRICT UNITED ARROWS)」と「ロク(ROKU)」店舗を移転する。7月31日に旧店舗の営業を終了した。「出退店戦略との兼ね合いによるもの」(同社広報)。
「ディストリクト ユナイテッドアローズ」は8月5日にユナイテッドアローズ 原宿本店に移転し、9月7日からは同店2階のスペースで“新生ディストリクト”として再スタートするという。「ロク」は移転場所および日程は未定。8月4日以降移転までの期間は青山の「エイチビューティ&ユース(H BEAUTY&YOUTH)」の一角で販売する。
栗野宏文がディレクションする「ディストリクト ユナイテッドアローズ」は、2000年に同場所に出店。同社のなかでも、ハイエンドなブランドを先駆的に取り扱う業態だ。また「ロク」のウィンドウには、最終日に顧客がそれぞれの想いをペンで綴った。
栗野は自身のインスタグラムで、「僕は46年間の業界歴で決論を得ました。“愛はファッションのもとである”また“ファッションも愛のもとになり得る”と。それを明言できるのはディストリクトという場であらゆる経験をすることができたからです。この場を実現・継続できたのは、販売、企画、生産、そして本部のスタッフとお取引先さまのおかげです。そして、なによりもディストリクトはすばらしいお客さまに支えて頂きました。こころからお礼申し上げます。この度ディストリクトは移転します。しかし僕は今まで以上にこのお店に可能性を感じています。面積は小さくなりますが“愛”はけして“縮小”しないからです。今後ともディストリクトを宜しくお願い申し上げます」と投稿した。