ファーストリテイリングは、厳選したサプライヤーとまるで自社工場を運営するかのように理想のサプライチェーン構築に取り組む。2021年には100名規模のプロジェクトチームを結成し、確実なトレーサビリティーの実現に向けて体制を強化中だ。新田幸弘ファーストリテイリンググループ執行役員(サステナビリティ担当)に、戦略について詳しく聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2023年8月7&14日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
WWD:トレーサビリティー戦略について教えてほしい。
新田幸弘ファーストリテイリンググループ執行役員(サステナビリティ担当)(以下、新田執行役員):現在は、取扱量が多いコットンに焦点を当てている。まずは、紡績工場を起点に原産国までを把握できる仕組みを作った。さらに、紡績よりも上流の工程において環境や人権への負の影響がないことを客観的に担保するために、第三者認証を活用している。将来的には、全ての素材で全工程を追跡する。
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