ファッション

パリコレ開幕!「セドリック シャルリエ」2014-15年秋冬パリ クロコやパイソンの形や柄で遊ぶ

 2014-15年秋冬パリ・コレクションが24日、開幕した。3月5日までに公式スケジュールだけで約100のブランドがショーやプレゼンテーションを発表する。

 初日の24日は、若手ブランドのショーがメインで、モノトーンの色使いや、メンズライクなテーラード、スポーツウエアをベースに部分的にパターンを崩して遊ぶデザインが目立った。

 秀逸なパターンによる着た時のシルエットの美しさに定評のある「セドリック シャルリエ(CEDRIC CHARLIER)」は今シーズン、クロコダイルやパイソンといった爬虫類からインスピレーションを得てこれまでより少し逞しい印象に。とはいっても爬虫類のリアルレザーを使うのではなく、クロコダイルの脚の形、ウロコの模様といった"見た目"に着想を得てパターンやプリント、織りに取り入れている。深みのあるグリーンやブルーグレーがキーカラーなのはそのためだ。

 メンズライクなオーバーサイズのコートは、アームホールを広く採り袖は太くたくましい。カシミアコートの背中にはグラデーション染めでクロコダイルの背中の模様を施している。模様はプリントだけではなく、うろこ状に編んだ立体的なニットのトップスや、部分的に大きな穴を開けたファージャケットでも表現。スカートは裾を尻尾のように変形させている。ともすればゴツイ印象になる着想現だが、テーマはあくまでお遊び。仕上がりはあくまでエレガント且つフェミニンなところに実力を見る。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

デムナの「グッチ」は賛否両論? 「ジバンシィ」「トム フォード」「ドリス」も注目の2025-26年パリコレ特集 【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第8回WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表!】

3月24日発売の「WWDJAPAN」は、2025-26年秋冬パリ・ファッション・ウイーク特集をお送りします。デザイナーのシャッフル人事が続く中、今シーズンは「ジバンシィ(GIVENCHY)」がサラ・バートン(Sarah Burton)で、「トム フォード(TOM FORD)」がハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)で、そして「ドリス ヴァン ノッテン(DIRES VAN NOT…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。