年1回の恒例企画、「WWDBEAUTY 2023 ヘアサロン版ベストコスメ」の結果を発表する。今回は全13部門のアワードを設定し、都内の人気ヘアサロン50軒の美容師155人に、各カテゴリーで「2022年下半期~23年上半期に実際に使ってみて良かった製品」についてアンケート調査を実施した。
シャンプー部門ではミルボンの人気ブランド、「オージュア(AUJUA)」の“リペアリティ シャンプー”が1位を獲得した。同製品は前回・前々回のアワードでも1位を獲得しており、今回で3連覇を達成した。シャンプー部門では、3年前まで「オージュア」の“イミュライズ シャンプー”が5連覇を達成しており、同ブランドはこれで8年間、シャンプー部門で首位の座を譲っていないことになる。“リペアリティ シャンプー”が何連覇を達成するか、今後も注目したい。2位は、「フローディア(FLOWDIA)」の“エイジングケアライン グランストレッチ シャンプー”が初受賞。同ブランドは20年の「シャンプー部門」でも入賞しており、今回は22年9月に発売した“エイジングケア”ラインで復活の受賞となった。“デミ コスメティクス最高峰ヘアケアブランド”という位置づけで、新ラインの注目度は高い。3位は、ホーユー プロフェッショナルの「バイカルテ(BYKARTE)」、「イーラル(ERAL)」の“スカルプシャンプー”が同率での受賞。「バイカルテ」は初受賞、“イーラル スカルプシャンプー”は3年連続の受賞で、固定ファンの多さを印象づけた。(全てサロン専売品で、価格は編集部調べ)
なお今回の集計方法は、ヘアサロンで扱うプロ用製品を13部門に分類し、50軒の美容師155人に各カテゴリーのベストだと思う商品を選んでもらった。選んでもらった各商品を、効果実感、香り、コストパフォーマンス、パッケージデザイン、使用感、トレンド、店販人気、おすすめのしやすさ、といった項目に分けて、各10点満点で評価してもらい、そのポイントの合計数で各部門の順位を導き出した(製品以外に“サロンモデル部門”も有り)。
シャンプー部門
1位
“リペアリティ シャンプー”
「オージュア」
ブリーチにより髪から抜けたタンパク質だけでなく、髪に残ったタンパク質の両方をケアすることで髪本来の美しさに導く“リペアリティ”ライン。絡まり防止成分(コンディショニング成分のポリクオタニウム-10)を最適なバランスで配合し、指通りが良く滑らかな洗い心地でブリーチカラー毛を美しく洗い上げる。アンケートの回答には、「ブリーチをしているお客さまのリピートはほぼ100%。『一度使うと代えがきかなくなる』との声も」「ゴワつきがちなブリーチ毛が柔らかい質感に仕上がる」といった声があった。(250mL、3850円)
2位
“エイジングケアライン
グランストレッチ シャンプー”
「フローディア」
デミ コスメティクスの最高峰に位置づけられるヘアケアブランド。“エイジングケア(年齢に応じたお手入れ)ライン”は22年9月に登場。毛髪内部のケラチン密度の低下に着目し、新たな独自技術“ミセルショット”を搭載。オイルケラチンをダイレクトチャージすることに成功し、複雑に原因が絡み合うエイジング毛を毎日のヘアケアで扱いやすい艶髪へと導く。アンケートの回答には、「以前の“ダメージケアライン”も良かったけれど、“エイジングケアライン”はさらに髪に弾力が出るように思う」といった声があった。(250mL、3520円)
3位
“リペアシャンプー CH+”
「バイカルテ」
髪本来の健康的な強さ・しなやかさに影響する、毛髪の主要構成成分である“シスチン”に着目。“リペアシャンプー CH+”はコルテックスを補修して、キューティクルを整える効果を持った洗浄成分をバランス良くリッチに配合し、ダメージヘアを洗いながら補修する。アンケートの回答には、「お客さまから『このシャンプーを使うとサロントリートメント後の髪の手触りが長持ちする』と言ってもらえた」といった声があった。(280mL、4180円)
3位
“スカルプシャンプー マイルド”
「イーラル」
頭皮のタイプに合わせて肌のコンディションを整え、美しい髪の土台を作るスカルプシャンプー。チンピエキスなどの保湿成分配合で、潤いを保ちながら滑らかに洗い上げ、潤いのある髪に仕上げる。ニオイやフケ、かゆみを防ぎ、頭皮と髪を健やかに保つ。アンケートの回答には、「安定した人気のシャンプー。一度他のブランドに切り替えて、また戻ってくるお客さまも多い」といった声があった。【医薬部外品】(400mL、5280円)