「2013年に訪問したペルーで出合ったアシャニンカ部族の装飾によるインスピレーションを基に、オートクチュールの父と言われる、シャルル フレデリック ウォルトが得意とするチュールを融合した」とデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド。グリーンを始めとするアーシーカラーをベースにした「ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールド レーベル(VIVIENNE WESTWOOD GOLD LABEL)」の2014-15年秋冬コレクションは引き続き「クール・アース」の活動の支援の一環でもあり、「環境保護のための戦いを意味するミリタリー・グリーンに、朝霧を表現するウォルトから着想を得たチュールを加えた」という。
トライバル調のプリントのドレスやトップス、フリンジコート、ミリタリーカラーのショートドレスなどに加え、レディライクなペンシルドレスやマニッシュなセットアップ、英国調のチェックのショートコートなど様々なスタイルやアイテムが登場し、とてもパワフルだ。イヴニングは一転、チュールを上から羽織らせることでシックでエレガントなスタイルを提案。ウエディングドレスもチュールが重なりあうことで、柔らかい光をまとったような印象に。最後は教会のパイプオルガンが鳴り響く中、ヴィヴィアンとアンドレアスがトライバルな格好で登場。まるで二人の結婚式が行なわれているかのようなフィナーレは祝福ムードに包まれた。