花王は8月7日、自社工場や物流拠点で出荷されるずにやむを得ず廃棄していた日用品や一部の化粧品の滞留在庫をアウトレット商品として公式ECサイト「My Kao Mall」で販売を開始した。「ケイト(KATE)」「フリープラス(FREEPLUS)」「ビオレ(BIORE)」(8月7日時点)などを取り扱い、今後は毎月商品を入れ替える予定。
花王は、需要予測の導入や商品切替方法の見直しなど、商品の廃棄を削減する取り組みを推進している。一方で、改良やパッケージ変更で取り扱うことのできない旧商品や安定供給のための商品在庫が、工場や物流拠点で滞留在庫になっていた。滞留在庫は社員限定で販売するなど廃棄の削減に取り組んでいたが、それでもやむを得ず商品廃棄が必要な状況であったという。そこで「My Kao Mall」にアウトレットページを開設し、滞留在庫をアウトレット価格で販売を始めた。今後、商品廃棄の削減をさらに推進し、資源循環型社会の実現を目指す。