アクセサリーは、ブックカバーに描かれたタイポグラフィーをのせた大容量のハンドルバッグやノートブック、ストール、それにチューリップハット。ウエアと同じカラーでまとめている。
イギリスに刺激をえるという独自のスタンスをとるため、「バーバリー プローサム」は、時にトレンドとは異なる提案が目立つ時もある。今回も一見すると、レイヤードは少なく、カラーリングもポップ。アイテムを重ねつつ、ブラックを基本とするモノトーンでミニマルにまとめるブランドが多い15年春夏のトレンドとは一線を隠しているかのようだ。
しかしポップとはいえ、1つのスタイルは1色にまとめたモノトーンは、90年代に通じると言えなくもない。カシミヤやリネン同様に多用したデニムは、耐久性に優れた旅向きの素材として選ばれたが、これも90年代を思わせる。アイデンティティとトレンドが巧みに交差した。