ずいぶん雰囲気が変わってしまった印象がありますが、XことTwitterほど「声なき声の言葉にも真理がある」ことを教えてくれるツールはありませんでした。皆が恐れる炎上だって、ある意味、真理だった声なき声への賛同現象。企業やブランドにとってはツラいけれど、向き合うべき価値があるものでした。民意が社会や政治を動かすという事例だって、数多かったと思います。それがいつの間にか「声なき声」は「声ある声」にかき消され、真理に寄せられていた賛同さえ悪意の銃口に変わりつつある印象を受けており、「どうしたものか……?」なんて考えるようになっています。
実際、私のような思いを、多くのユーザーが抱いているのでしょう。上の記事にある通り、正直Xから「WWDJAPAN.com」への流入は、昨秋くらいから右肩下がりです。イーロン・マスクがTwitterの買収を完了したのは、昨年の10月27日。以降、右肩下がりと言っても過言ではありません。
原因も上の記事にある通り、いろいろあると思います。まずはX含むSNSのアルゴリズムが、外部リンクを持つ投稿の優先順位を下げていると考えられること。「WWDJAPAN.com」を含むメディアの投稿は、大体が言及する記事へのリンクを有しています。SNSにしてみれば、自分達とは関係のないサイトにジャンプされたくないですよね?だから、メディアアカウントの優先順位を下げるのです。同じような現象としては、“グーグル先生”もEC機能を持つサイトの優先順位を上げているようです。EC担当者の皆様、今は正直チャンスであります(笑)。
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