ファッション

「モンクレール ガム・ブルー」2015年春夏ミラノメンズ キーディテールは、ボクサーパンツの“あそこ”です

 会場には、ボクシングのリング。「モンクレール ガム・ブルー(MONCLER GAMME BLEU)」の2015年春夏メンズ&ウィメンズ・コレクションは、単純明快、ボクシングがテーマだ。

 「モンクレール ガム・ブルー」はこれまでも、特定のスポーツにインスピレーションを得て、そのユニフォームをトリコロールカラーのダウンで仕上げ、ブランドのアイデンティティとトム・ブラウンのアイデアを形にしてきた。しかし、ボクシングのユニフォームと言えば、シューズを除くと、ボクサーパンツだけ。それをトリコロールカラーのダウンで生み出すだけでは、ボトムスしか生まれない。そこでトムは、ボクサーパンツのウエスト周りの、太いギャザーに注目。たとえばジャケットのウエスト周りにギャザーを加えることでウエストマークしてみたり、ブルゾンの裾に加えることで逆三角形のフォルムを形成したり。ギャザーを使い、男性らしい体躯を強調した。一方のウィメンズでは、ギャザーをスカートの裾に用い、バルーンシルエットに仕上げるなどしている。

 素材はシアサッカーとメッシュがメイン。特にメッシュはハニカム(6角形)構造にして異素材に貼り合わせるなどして、千変万化する。時折登場するフーデッドアイテムは、そのフードが大きく、減量期のボクサーを思わせる。「GAMME BLEU」の文字を「EVERLAST」のように配したガウンを羽織ったモデルも登場した。

関連タグの最新記事

ファッションの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。