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連載 本明秀文のノットスニーカーライフ

アトモス創業者・本明秀文の“ノット”スニーカーライフ「社長の報酬」

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アトモスの創業者・本明秀文さんの独自の目線と経験から、商売のヒントを探る連載。「WWDJAPAN」が調査したファッション&ビューティ関連上場企業の「2023年版 社長&役員報酬ランキング」によると、今年、報酬が1億円を超えたのは31人で、1位は伊藤忠、岡藤正広会長CEOの8.84億円。売上高2兆円超を誇るファストリ柳井正社長は4億円で5位だった。これを多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれではあるけれど、ピンと来ない人もいるはず。というわけで、今回は社長の報酬についての話。(この記事は「WWDJAPAN」2023年8月7日号からの抜粋です)

――「WWDJAPAN」の「社長&役員報酬ランキング」を見て、個人的には正直、海外に比べて「日本は夢がないなぁ」という感想を持ちましたが、この報酬の正しい意味を教えてください。

本明秀文・アトモス創業者(以下、本明):まず、経営者には「雇われ社長(サラリーマン)」と「起業家(創業者)」の2通りがある。ここでは、岡藤さんは雇われ社長、柳井さんは起業家だね。僕は靴業界に長くいたけど、靴業界でこのランキングに出ていない人がいる。誰だと思う?

――ABCマートの三木(正浩・最高顧問)さんですか?

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