ウィゴー(WEGO)は、下北沢と大阪アメリカ村に古着店「ウィゴー ヴィンテージ」を展開するほか、全国約160店の一部で古着を販売する。古着販売は、ウィゴーの原点。コアな古着好きから、うまくトレンドアイテムをコーディネイトに取り入れる層まで、支持を集める。ウィゴーの齋藤純輝サスティナブル事業部営業チームマネジャーに商況と売れ筋を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2023年2月27日号付録「ビジネスリポート2023年上半期」からの抜粋です)
WWD:2023年上半期の商況は?
齋藤純輝サスティナブル事業部営業チームマネジャー(以下、齋藤):売上高は前年同期の約1.5倍と非常に好調で、予算もクリアしている。1つは古着の取り扱い店舗数をおよそ35から50くらいに増やしたり、元々扱っていた店をリニューアルして古着の区画を増やしたりしたことが大きい。もう1つはリメイク商品の強化だ。今年から古着に一手間かけた程度のリメイクで、プライスラインも1900円、2900円くらいのものを計画的に作り始めた。4月からテストマーケティングし始め、5月、6月に本格稼働して、売り上げに貢献している。
WWD:リメイクはどういう経緯で?
齋藤:これまでも買い付けた古着の中で裾や袖に汚れがあってそのままでは販売が難しいものをノースリーブにしたり、裾をカットしたりなどして販売してきていたが、ずっと人気だった。そこでリメイクのための商品も買い付けるようにして、計画的に作るようにした。「ウィゴー」の新作との相性もよく、古着を扱わない店にもリメイクだけ置いたりして販売経路を増やしている。社内にリメイク部があり、ほぼそこが作ってくれている。
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