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ルックHD、韓国事業が減速 1〜6月期は最終減益

ルックホールディングスの2023年1〜6月期連結業績は、売上高が前年同期比3.6%増の270億円、営業利益が同微減の13億円、純利益が同14.8%減の11億円だった。主力の韓国事業における値引き販売の増加が減益要因となった。

韓国事業の売上高は前年同期比4.8%増の137億円、営業利益は同41.2%減の7億6500万円。同国における主力ブランド「アー・ペー・セー(A.P.C.)」などで在庫コントロールに苦しみ、アウトレット店舗などでの処分品が増えた。採算の悪化した中国、香港事業は撤退した。

日本事業は売上高が前年同期比1.3%増の119億円、営業利益が同2.4%増の9億5700万円。外出機会の増加で、リアル店舗の客数が回復した。ブランド別の国内売上高は「アー・ペー・セー」と「スキャパ(SCAPA)」が同約15%増。「マリメッコ(MARIMEKKO)」が同約10%増、「キース(KEITH)」が同約7%増だった。

23年12月期の通期連結業績は、売上高が前期比微増の550億円、営業利益が同2.6%増の38億円、純利益が同5.1%増の28億円を計画する。「バーゲンを当てにせず、プロパーでしっかり売り切れる仕組みを作っていきたい」と多田和洋社長。下期(7〜12月)中には「アー・ペー・セー ゴルフ」のギンザ シックスへの出店など、計4店舗の出店を計画する。

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