ビューティ

花王「アンリクス」の新作ファンデ ハイトーンカラーはZ世代男性の声から生まれた

花王のZ世代男性向け化粧品ブランド「アンリクス(UNLICS)」は、リキッドファンデーション“スタニングオーラウェア”(全4色、40mL各3850円)を9月7日に発売する。

一般的なファンデーションと比較して、肌に厚い膜を作る原料を配合せず、粒子の細かいカバー素材の配合比率を高めた。これにより、均一に広がり、塗り重ねても自然に仕上がる。初めてベースメイクに挑戦する男性でも使いやすく、失敗しにくい設計だ。きれいな仕上がりを助けるスポンジ(1100円)も同時発売する。

インフルエンサーをアドバイザーに
Z世代の価値観を取り入れ商品開発

市場にある男性向けブランドのファンデーションは、男性の肌色に合わせた暗めのオークル・ベージュカラーが多い。“スタニングオーラウェア”はイエローベースとピンクベースの肌色別に、ハイトーンカラーを1種ずつ用意する。男性には手に取りにくいカラーに思えるが、岩田敦紀PR担当は「若く美意識が高い男性の意見を聞くと、肌の色を明るくトーンアップしたいというニーズが高かった」と導入理由を話す。

「アンリクス」はZ世代男性の価値観や意見を取り入れたマーケットインの商品開発を重視する。インスタグラムなどで多くの若い男性フォロワーを抱えるインフルエンサーの車谷セナ、USUKE、翔貴をブラントパートナーとして迎え、定期的に彼らとの意見交換の場を設けている。“スタニングオーラウェア”の「厚塗り感なく自然に仕上がる」「肌色を明るくトーンアップする」という2つの設計キーワードも、彼らとの話し合いがヒントになった。

7月にはブランドパートナー3人とのコミュニティーイベントを実施し、ユーザー43人が参加。同社所属メイクアップアーティストによるデモメイクや新商品体験、ブランドパートナーとの撮影会などを通じて交流した。

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