ニコラ・フォルミケッティは2015年春夏、新ブランド「ニコパンダ(NICOPANDA)」をスタートする。ニコパンダは、自身をモチーフにしたパンダのキャラクターとして、Tシャツや生活雑貨、服飾雑貨などを販売してきたが、ユニセックスのコレクションブランドとして、来春、新たな姿を見せる。デビューコレクションは、ニューヨーク・ファッション・ウィーク期間中の9月7日に、NYにあるニコラのスタジオで発表された。白と黒を基調にしたラインアップは、スポーティを軸にロリータやストリートなど、“ハラジュク”ファッションの要素をたっぷり落とし込んでいる。薄いピンクとブルー、フリルやリボン、オーガンジーのチュールなどを使い、独特なガーリームードが漂う。アイテムはすべてメード・イン・ニューヨーク。オーガンジーフリルのブルゾン(595ドル)やフリル付きスウェットパンツ(165ドル)、ロゴTシャツ(95ドル)などが揃う。
ニコラは、「実はワザと着こなせないアイテムにしたんだ。『ディーゼル』や『ミュグレー』などのファッションブランドを手掛け、スタイリストとしてあらゆるブランドのアイテムに触れてきたが、世界にはあらゆるデザインが溢れていると実感している。そこで、『ニコパンダ』は簡単に着られるイージーなものを作りたくなかった。カジュアルでも、どこか特徴的。僕は生まれ育った日本の原宿からファッションをスタートし、ロンドン、ニューヨークを渡って、あらゆる経験を積んできた。『ニコパンダ』でまた原宿ファッションに戻りたいと思った」と話した。