ファッション

「マイケル・コース」2015年春夏NY 西海岸のサンシャイン・ガーデン

 「マイケル・コース」の2015年春夏コレクションは、1950年代のフォーマル・クチュールをアメリカンカジュアルスタイルに落とし込んだ。振付師のアグネス・デ=ミルが描くアクティブでしなやかな女性像と、写真家のルイーズ・ダール=ウォルフのカジュアル・エレガンスを着想源に、「マイケル・コース」らしいフェミニニティとスポーティな機能性を加えた。西海岸にあるアリゾナからヒントを得た要素「ニュー・ガーデン」は、心地よいリラックス感を表現。パジャマライクなシルクの花柄セットアップや手触りのいいカーディガンなどが並ぶ。また、シルクタフタのギンガムチェックドレスやレインコートライクの鮮やかな黄色のピーコート、クリアのオーガンジーにスパンコールを使った花モチーフを散りばめたボリュームスカートなど、カジュアルにもエレガントな一面を見せる。また、シューズはローヒールのサンダル、バッグはラフィアをミックスしたクラッチバッグなどを使い、ロマンティシズムでカジュアルなコーディネートを完成させる。

 会場には、今回も世界中からセレブが駆け付けた。日本からは、モデルの道端ジェシカが14年フォール・コレクションを身にまとい、姿を見せた。

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2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

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