「ジル サンダー(JIL SANDER)」は、ルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)=クリエイティブ・ディレクターが、アーティストや写真家と定期的にコラボレーションして製作する限定書籍シリーズの新刊「ロサンゼルス(Los Angeles)」を8月18日に一部店舗で発売する。価格は2万5300円。
米カリフォルニア州ロサンゼルスは、先進的な思想と自由を持ち、夢のようで現実的、チャンスと可能性に満ちた新世界として、「ジル サンダー」2023年春夏コレクションの主なインスピレーション源となった。限定本では、長年のコラボレーターである英国人写真家クリス・ローズ(Chris Rhodes)を招き、ロサンゼルスのイメージを作り上げた。ローズは街の人々や彼らの動き、光や色に視線を集中させ、カリフォルニアの姿を暗示させた。なめらかな非コート紙に印刷したものをアコーディオン式に手綴じ製本し、淡いピンクのキャンバス素材で覆われた箱に収めた。
クリス・ローズは「映画、絵画、写真、俳優、アーティスト、登場人物など、現実とフィクションを混在せずにLAについて語ることも、見ることもできません。カリフォルニアとは、ヒッピー思想からシリコンバレーのフューチャリズムまで、さまざまな生き方やあり方への願望を意味します。それは、革新的な視点、非同調主義、サイケデリックな試み、矛盾、チャンスを意味します。現代性。それは、私たちが自由を求める気持ちを表しています」とコメントした。