トッズ グループは8月23日、伊勢丹新宿本店2階の婦人靴フロアに傘下のブランド「ホーガン(HOGAN)」の新店舗をオープンして、日本最上陸を果たす。「ホーガン」は2000年春にも日本に上陸したが、グループはその後、「トッズ(TOD’S)」と「ロジェ ヴィヴィエ(ROGER VIVIER)」に注力していた。現在「ホーガン」はメンズやバッグ、アパレルも手がけているが、まずは「H」のモチーフや都会的でミニマルなカッティングが特徴のウィメンズシューズで日本に再上陸。レザーのローファーやブーツも揃える。価格は、ウィメンズのスニーカーで7万円前後。「トッズ」よりも3割ほど手頃だ。
日本からは一度撤退したが、「ホーガン」は現在、韓国や中国市場で存在感を発揮しており、同じアジアの若い世代を獲得するためにも再挑戦を決めたようだ。グループの2022年度12月期通期決算によると、主力の「トッズ」の売り上げが5億1000万ユーロ(約800億円)なのに対し、「ロジェ ヴィヴィエ」は2億4600万ユーロ(約388億円)、「ホーガン」は1億9590万ユーロ(約309億円)。グループは他に「フェイ(FAY)」と「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」を保有している。