「WWDJAPAN」は年2回、半期の好調ブランドとヒットアイテムをまとめた特別付録「ビジネスリポート」を発行しています。2023年上半期版が出来上がりました。
全国の百貨店30店弱の化粧品と特選売り場アンケートによる高伸長ブランドランキングのほか、首都圏の主要ショッピングセンターの好調ブランド、「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」の人気アイテムなど、半年分の好調ブランドおよびヒットアイテムを網羅したデータブックです。
化粧品からラグジュアリー、Z世代に人気のファッション、古着まで好調ブランドと売れ筋が一覧で見ることができ、担当者への取材でその好調要因も具体的に知ることができます。
23年上半期版は、コロナ禍だった22年下半期版と異なる傾向が明確で、非常に読み応えのある内容になっています。コロナが5類に分類されるようになり、ビューティでは “脱マスク”の影響が大きく出たほか、都心部では訪日外国人客の需要増で、ラグジュアリーをはじめ、多くの売り場が前年を大きく上回る結果が出ました。
百貨店化粧品売り場では、インバウンド需要の復活と共に「SK-Ⅱ」人気が急上昇。カウンセリングを受けながら、自分の肌に合うものを買おうという動きが訪日外国人にも顕著で高単価な国産ブランドが多くの百貨店の高伸長ブランドに挙がっています。また、「コスメデコルテ(DECORTE)」も“大谷翔平効果”で、さらに伸長。そのパワーはランキングと担当者コメントに如実に表れています。
明暗が分かれる都心店と地方店
百貨店特選売り場では、地元富裕層が都心へ買い物にで始めた地方店と、富裕層と訪日外国人客にわく都心店とで明暗が分かれてきています。そんな中、高伸長ブランドとして浮上してきたのは「プラダ(PRADA)」と「ミュウミュウ(MIU MIU)」。「セリーヌ(CELINE)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」も好調です。度重なる値上げでも顧客がついて来るブランド、購入が躊躇されるブランドの差が、今後顕著になりそう。「ブルガリ(BVLGARI)」と「ティファニー(TIFFANY & CO.)」が共に伸長率1位獲得の宝飾ブランドのランキングも必見です。
アパレルの好調ブランドについては、玉川高島屋S・C、ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、渋谷109、渋谷パルコ、ラゾーナ川崎プラザの店長・館長に取材しました。お出かけ需要とインバウンド需要復活でどこも好調。ルミネ新宿店長が語る好調ブランドの共通点や、渋谷109の3年ぶりの大リニューアルの成果、渋谷パルコのインバウンド戦略など、知っておくべき情報が満載です。
ECの「ゾゾタウン」「ゾゾコスメ(ZOZOCOSME)」、「ウィゴー(WEGO)」と「セカンドストリート(2nd STREET)」の古着の好調アイテムと担当者取材からは、若者の消費動向が読み取れます。さらに、サブスクレンタルの「エアークローゼット」の好調アイテムからは、忙しいけれど、ファッションを楽しみたい30〜40代女性のリアルなニーズが見えます。
「ビジネスリポート」は本来、定期購読者向け特典ですが、購読者以外の方からの「他店の売り上げ進捗を知りたい」「好調ブランドのヒット商品を知りたい」といった声を受け、単品での販売も行っています。他では見られない「WWDJAPAN」ならではの貴重なデータ集となっています。ぜひご高覧ください。
「WWDJAPAN」定期購読者には、8月28日号とともに特典として送付します。ご注意ください
Contents
02-05
全国百貨店化粧品売り場リポート
「脱マスク本格化で買い方に変化」
06-13
全国百貨店26店の化粧品売り場
1〜4月期好調ブランド&ヒット商品アンケート
14-17
全国百貨店特選・宝飾売り場リポート「訪日客急回復、“爆買い”再来となるのか?」
18-25
全国百貨店28店の特選売り場1〜6月期好調ブランド&商況アンケート
26-31
全国百貨店21店の宝飾売り場1〜6月期好調ブランド&商況アンケート
32-41
主要ショッピングセンターの1〜6月期振り返り
玉川高島屋S・C、ルミネ新宿、ルミネエスト新宿、渋谷109、渋谷パルコ、ラゾーナ川崎プラザ
43-55
「ゾゾタウン」でZ世代にヒットしたアイテムは?1〜6月の検索数上昇アイテムと好調ショップ
56-59
「ゾゾコスメ」でZ世代にヒットしたアイテムは?1〜6月の好調アイテムBEST5
60-62
「ウィゴー」で売れた古着と人気の傾向は?
12〜5月の売れた古着TOP10
63-64
「セカンドストリート」で売れたブランドは?
12〜5月のカテゴリー別売れたブランドTOP5
65-72
エアークローゼットのレンタル人気アイテムの傾向は?1〜6月のレンタル人気アイテム&売れたアイテムTOP5