「過去と未来」は、さまざまなアイデアでウエアに落とし込まれている。例えば、伝統的なイギリス刺繍は、ナイロンやポリエステルで表現したり、デザインアクセントにラバーやメタルを用いたり。フューチャリスティックな素材使いもポイントに。フロントにボリュームを持たせたジャケットやコートは、過去を断ち切るかのようにバックスタイルはスッキリとIラインにする一方で、広がる未来を表すようにフロントにボリュームを持たせた。
メンズコレクションでモチーフの一つに用いたエッフェル塔は、グラフィカルなイギリス刺しゅうのジャンプスーツで継続して採用。後半に登場するアーティーな柄は、街に溢れる広告を抽象的に用いたもので、時の重なりを表している。