2015年春夏「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京(=MBFWT)」が10月13日、公式会場の渋谷ヒカリエで開幕した。初参加ブランドを含め、50ブランドが13~18日のファッション・ウィーク中にショーやインスタレーションを発表する。オープニングでは、デザイナーに「エーディグリーファーレンハイト」の天津憂を迎えた「ハナエモリ」の新ライン「ハナエモリ・デザインドバイ・ユウアマツ」がファーストコレクションを発表した。
ファーストルックは、新世代の女性がターゲットというブランドのコンセプトを象徴したかのようなビスチェ風の白のロングドレスにパンツというアクティブとエレガントを兼ね合わせたようなコーディネート。バックスタイルだけにプリーツやドレープを施し、天津が得意とする前後で印象が異なるシルエットのロングドレスなどをシルクや繊細なレースといった贅沢な素材で提案した。中盤から、後半にかけては植物やバタフライなどのモチーフをレースやメッシュ、透け感のある素材で表現。オーガンジーのブルゾンや総レースのロンパースなど、スポーティーなアイテムやコーディネートを打ち出した。さらに洋服と同じレースを採用したチャンキーヒールのシューズやクラッチバッグ、バタフライ柄のトートバッグや傘、昆虫の羽のようなフレームのサングラスなど、アクセサリーも充実。フロントローには、スペシャルゲストとして森英恵「ハナエモリ」デザイナーのほか、女優のティルダ・スウィントン、デザイナーのハイダー・アッカーマンなど、豪華ゲストの姿も見られた。