アーティストのウルトラヴァイオレット(Ultraviolet)にインスパイアされたコレクションを披露した。岩谷俊和デザイナーは、「ウルトラヴァイオレットが考えるルールとは一体どんなものなのか?」に焦点を当てた。岩谷が「お祭りのように、いろいろな要素をミックスさせたかった」と話すように、ランウェイは終始華やかだった。リップ、オプティカル、ボーダー、レオパードと、とにかくプリントアイテムを豊富に打ち出した。そこに、ブルゾンやスーツ、チルデンニット、ボーダーワンピース、ラメドレスなどを組み合わせ、テイストミックスを得意とする“ドレキャン風”に仕上げた。アーティストKAZZROCKが今季コレクションのために手掛けたというグラフィティアイテムを含め、ウィメンズの割合を増やしている。一方で、フリンジのロングブーツ、スカートなど、メンズ向けのクロスジェンダーなアイテムを揃えた。
また、来年ニューヨークで開催される、東京ランウェイの舞台については、「ブランドの強いカラーを出したいと思う」と意気込んだ。