ファッション

「ハウス・オブ・ホランド」2015年春夏東京 70年代のグルーピーが着こなすフローラル

 DHLエクスポーテッド(DHL EXPORTED)で受賞した「ハウス オブ ホランド(HOUSE OF HOLLAND)」が、メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク トウキョウ(以下、MBFWT)でコレクションを発表した。テーマは、コンサート会場やバックステージなどでロックスターを追いかける「グルーピー」。70年代のファッションをベースにフラワーモチーフを大胆に使ったコレクションを提案した。スタイリストにSHUN WATANABEを起用し、ロンドン・ファッション・ウィークで発表したスタイルをアレンジ。5~6ルック追加したほか、豊富に打ち出したスカートは丈を短くし、プリントアイテムを絞ることで日本のマーケットに合わせた。

 ランウェイは、グラム一色。全面に花を刺しゅうしたレースブラウスにメタルスカートを合わせたり、全身を同柄色違いのフラワープリントでまとめることで、70年代のレトロなファッションを現代風に昇華させた。バッグ、アイウエア、シューズまでをフローラルが席巻。ステレオを積み上げたランウェイでエネルギッシュなショーを見せた。

 ショーの後、ヒカリエ館内のレストランでDHLエクスポーテッド主催の囲み取材を実施。6回目の来日を果たしたヘンリー・ホランドは、「ストリート発のファッションが生まれる日本はロンドンと共通するカルチャーがあるので、ビジネス面でも日本に注目している。今後はブランドの知名度もさらに上げていきたい。来年3月の東京ファッション・ウィークも楽しみにしている」と語った。1月にはメンズアイテムをローンチさせる予定だ。

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