この連載では週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事から学生に読んでほしいものを厳選し、記者のコメント付きで紹介します。今回は業績予想を下方修正したスノーピークの背景や新カテゴリーを始めたデサント、大谷翔平効果で絶好調のコーセーを取り上げます。ニュースの読み方を知り、面接やビジネス会話のヒントになれば幸いです。
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【記事1】
キャンプブーム失速 スノーピークが業績予想を大幅下方修正
スノーピークは2023年12月期連結業績予想を下方修正した。売上高は278億円(2月発表は360億円)、営業利益は10億円(同50億円)、純利益は6億円(同28億円)と大きく下げた。10日に2023年1〜6月期決算説明会に登壇した山井太・会長兼社長は「2020年以降、アウトドア業界全体がコロナの追い風を受けて急成長してきたが、巡航速度に戻った。その予測を見誤った。投資家の皆様には申し訳ない」と話した。(全文はこちら)
【記者の解説】
キャンプ用品は一度購入すると、頻繁に買い替えることはありません。コロナ禍で密にならないアクティビティーとしてキャンプ人気が高まりましたが、徐々に新規参入が落ち着き、店頭在庫も目立ち始めています。スノーピークも流通過多の影響を受け、2023年上期のディーラー卸の売り上げが前年同期の約1/2まで落ち込みました。それでも直営店の売り上げは前年同期を超えており、ブランドのファンが離れているわけではなさそうです。既存ユーザーの購買意欲をどう刺激し、立て直していくのか、今後の動きに注目です。(美濃島匡/記者)
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