「WWDJAPAN」8月21日号は「名古屋特集」です。東京を中心とした首都圏への一極集中が進む日本で、わずか1カ月で34億円の売り上げをたたき出すバレインタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」や東海3県で大ブームを巻き起こした名古屋マダムのライフスタイル誌「メナージュケリー」、名古屋市内に7カ所も密集する大型ショッピングモール「イオンモール」など、今なお深掘りの余地がある大都市である名古屋にフォーカスしました。名古屋の現在と今後を知り、市場やライフスタイルの特徴を浮かび上がらせるべく、名古屋で必見&注目の場所・モノ・人の30スポットを紹介します。
平日で15万人、休日になると20万人が来店する駅直結の百貨店、ジェイアール名古屋タカシマヤは22年度の売上高が前年比21.7%増の1724億円で過去最高を更新。同店を率いる社長とそれをけん引するバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」の担当者に好調の要因を聞きました。「いいバイブスの自転車屋」と独自の自転車カルチャーを創出する「サークルズ」や伝説のマダム誌「メナージュケリー」、古着ショップが集う大須地区で玄人から支持を受ける「ミツル」など東京とは異なる文化を持つ各スポットは必見です。
愛知県に隣接する
岐阜県の注目企業も
愛知県から少し足を伸ばした岐阜県にもキラリと光る企業があります。工場内に駄菓子屋を設けたり、週2回の朝ヨガを実施したりと、ワークライフバランス重視の働き方を重視するプリント工場、坂口捺染や、10万円以上の高級美顔器で世界シェア8割を獲得する美容機器メーカー、アーティスティック&シーオーなども紹介しています。
ミニ特集では主要百貨店5社に上半期のファッションジュエリーの商況と消費動向の変化を聞きました。コロナ前から苦戦が続いたファッションジュエリーですが、若年層の来店増とインバウンド消費の復調で回復基調にあります。各社の好調ブランドや商品をピックアップしています。
米「WWD」の翻訳記事では、ラグジュアリーECなどを手掛けるファーフェッチがビューティ事業を縮小する件や、ケリングの2023年上半期決算などを取り上げています。
(COVER CREDIT)
PHOTOS:HIROMICHI TABATA