名古屋というと、どういうイメージを持つだろうか。わずか1カ月で34億円の売り上げをたたき出すバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」、かつて東海3県で大ブームを巻き起こした名古屋マダムのライフスタイル誌「メナージュケリー」、なぜか市内に7カ所も密集する大型ショッピングモール「イオンモール」、数多くの一番店の存在――など、東京を中心とした首都圏への一極集中が進む日本で、今なお深掘りの余地がある大都市。それが名古屋だ。名古屋の現在と今後を知り、市場やライフスタイルの特徴を浮かび上がらせるべく、名古屋で必見&注目の場所・モノ・人を30個集めた。(この記事は「WWDJAPAN」2023年8月21日号からの抜粋です)
名古屋はいくつかの条件が重なると、とてつもない爆発力を見せる。その象徴がジェイアール名古屋タカシマヤが仕掛けるバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」だ。1月19日〜2月14日のイベントには70万人が訪れた。ジェイアール名古屋タカシマヤの佐藤慎也・催企画グループマネージャーは、「転機はランキングの導入だった。これが“売れ筋”や“王道”に敏感に反応する名古屋のマーケットを捉えた」と語る。
爆発のカギは「高級」×「王道」×「話題性」
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