靴専門店のエービーシー・マート(ABCマート)は21日、2024年2月期連結業績の予想を上方修正した。修正後は売上高が3322億円(修正前は3115億円)、営業利益が507億円(同440億円)、純利益が355億円(同304億円)。売上高は前期(23年2月期)、営業利益と純利益は19年2月期の過去最高をそれぞれ上回る見通しだ。
コロナの5類移行によって外出機会が増えたため、国内のシューズ需要が大きく回復した。商品戦略として強化したアウトドア系シューズ、猛暑を受けたサンダルがよく売れた。「ABCマート グランドステージ」「ABCマート スポーツ」では単価の高いスニーカーが売れ筋になった。大都市部ではインバウンドの復調も追い風になった。