ファッション

「マイケル・コース」2015-16年秋冬NY 常にグラマラスでありたい、究極のカジュアル・ラグジュアリー

 今シーズンの「マイケル・コース」は、前シーズンから続くリュクスなリラックススタイルをさらに進化させた。ヒントを得たのは、1930年代のクラシック・アメリカンと90年代のノームコア。アメリカのファーストレディーが着用していたようなテーラリングを駆使したジャケットや着心地のいい素材、実用性を兼ね備えたカジュアルを融合させている。ファーストルックは、肌触りのいいモヘアのタンクドレスに、コースが“バスローブ”と呼ぶフォックスファーのゴージャスなコートをまとったニュー・グラマラス。レザーの光沢感がきれいなローヒールのウイングチップやドクターズバッグは、世界を飛び回るジェットセッターにも向け、「マイケル・コース」らしいカジュアルなアイデアが落とし込まれている。

 続いて、ベージュからキャメル、茶色の肌馴染みのいいカラーリングで、ラグジュアリー感増すカシミアコートやモヘアニット、ダブルフェイスウールのメルトンコートなどが、ワイドパンツや膝下丈のスカートとの合わせで並ぶ。合間には、ダークレッドのダマスク柄のジャカードコートやビジューを散りばめたパジャマ、ピーコックグリーンのファーコートなど、鮮やかでクチュール感溢れるアイテムを加えている。また、脇から腕を出すケープ風コートは、コースらしい実用性も兼ね備えたモダンカジュアルの提案だ。「街中やオフィスで、ジャケットやコートを羽織っている女性が多いが、腕の自由がきかなくて実用的ではないなと思った。常にグラマラスでいてほしいという思いも込めて、新しいカタチのアウターを作ったんだ。30年代と90年代はグラマラスだけど、とてもシンプルで、似たようなスタイルが台頭した時代だった。デイリーウエアでも、シューズを履きかえれば、イヴニングスタイルにもなれるグラマラスを提案したい」とコース。

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