ニューヨーク発※1のヴィーガン※2スキンケアブランド「スーパーエッグ(SUPEREGG)」は3月、日本に初上陸した。韓国の美容哲学や東洋美学に基づき、卵が持つ美容効果に着目して植物由来成分を軸にしたスキンケアアイテムを展開する。
卵は紀元前から美容の分野で注目されていた。中国では紀元前600年に王族の妻が卵白と朱色の顔料を混ぜて使っていたとされており、朝鮮王朝時代末期には女性百科事典に卵と酒を混ぜて肌に塗ることで、艶やかな肌を作るという美容法が記されている。「スーパーエッグ」は独自の“デュプレックス(DUPLEX®)テクノロジー※3”で卵黄、卵白、卵殻膜に含まれる保湿成分を植物由来成分で再現し、スキンケアに配合した。
日本で展開するのは全7アイテムだ。中でも人気商品はハイドロジェル状のフェイスマスク“カーム ムーブメンツ アイアンドチーク マスク”(左右1枚ずつ×5セット、6600円)で、卵白の類似成分を配合する。肌に乗せた瞬間からみずみずしい潤いを実感でき、全顔ではなく頬のサイズでカットされているので、パック中も快適に作業ができる。
そのほか、マイクロカプセル入りの複合ビタミン※4配合の集中保湿美容液“ビタミン コレクティブ バイタリティ エリクサー”(30mL、1万2100円)や乾燥ダメージから保護するフェイスクリーム“サウンド リニューアル セラムクリーム”(60mL、9900円)、目元に潤いとハリをもたらすアイクリーム“フィト バウンス アイ コントアー ソリューション”(15mL、6985円)などをラインアップする。
ブランド創設者のエリカ・チョイ(Erica Choi)は、美術大学を卒業後、バーニーズ ニューヨークのデジタルデザイン副ディレクターを務めた。現在はデジタルメディア「エッグ キャンバス(EGG CANVAS)」を運営し、38.3万フォロワーを抱える自身のインスタグラムを活用しながら幅広く活躍する。
「スーパーエッグ」の日本輸入代理は、アイメイクブランド「ラブ・ライナー(LOVE LINER)」などを手掛けるmshが務め、公式ECを軸に全国でポップアップを開催しながらビジネスを拡大する。これまでエストネーションをはじめ、伊勢丹新宿本店「ビューティアポセカリー」や、関西で初開催したナチュラル&オーガニックコスメの祭典「ビープルフェス」に出店した。「スーパーエッグ」は国際組織1%フォー・ザ・プラネット(1% for the Planet)のパートナーで、年間売り上げの1%以上を環境保護活動に寄付するなどサステナビリティ活動にも注力する。
※1 ニューヨークを拠点とするブランド。製造国は創業者のルーツである韓国
※2 ヴィーガンとは動物由来成分不使用のこと
※3 卵に含まれる成分を植物由来成分で再現したヴィーガン処方
※4 アスコルビン酸、パンテノール、トコフェロール、メナジオン(全て整肌成分)