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連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT

“名古屋の三種の神器”にカルチャーショック【エディターズレター:BEAUTY ADDICT】

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※この記事は2023年08月24日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「WWDJAPAN」8月21日号の名古屋特集を横山記者とともに担当しました。普段ビューティ分野を担当しているので、なぜ私も担当したのか?となりますが、きっかけはあります。ここ2年くらい、普段の取材活動をしている中で「直営店舗の一番店はどこですか?」と聞くと名古屋の店舗を挙げるビューティブランドが多かったのです。名古屋商圏に興味を抱き特集企画会議で何度か提案し、実現した次第です。

今回の取材の中で、印象に残っている言葉の一つが“名古屋の三種の神器”です。紙面で伝説の名古屋マダム誌「メナージュケリー」で紹介してありますが、ミッドランドスクエアの広報などを担当する林美保子オレンジ・コミュニケーションズ プレジデント・ディレクターの取材でもその話はでていました。名古屋にはトヨタ自動車の下請け企業が7000以上あるといわれ、それら中小企業の社長令嬢も多いそう。彼女たちは家事手伝いのため自分の名刺がないとのこと。コロナ禍前に活発だった社交界的なものに出席する際の名刺代わりが「フォクシー」のワンピース、「ヴァンクリーフ&アーペル」“アルハンブラ”のネックレス、「エルメス」のミニケリー(仕事をしていないため荷物が少ないことからミニであることがポイント)。この三種の神器を身にまとうことで自分の身分(社長令嬢)を証明することができるというのです。自分には縁遠い話に取材中は「へーーー」の連発でした。

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