オーガンジーに幾何学模様を施したスカートとロングスカートを重ねたり、ニットトップスの上に繊細なレースのトレンチコートを羽織ったりなど、秋冬ながらどれも素材は極薄手。結果として、シルエットもスッキリとした印象で、シックで大人な雰囲気が加わった。
モデルの多くは、鼻と口をスカーフで覆い、ペイズリー柄やアフガン風のチェックなどをさりげなく落とし込んだアイテムが多く登場した。会場で流れるノスタルジックな音楽が相乗効果となり、オリエンタルなムードが漂っていたが、「いつもよりクラシックなコレクションのイメージに合わせて、音楽もヨーロッパの映画に流れていそうな曲を選んだ。意図していなかったが、異国感が漂った」と八木奈央デザイナー。ハンドバッグやスカーフなど、強化しているアクセサリーも披露した。