「FPT」は、“東京を代表するインターナショナルブランド”になる可能性を持つブランドのサポートを目的に17年に設立。これまで「マメ(MAME KUROGOUCHI)」「オーラリー(AURALEE)」「ターク(TAAKK)」「CFCL」「トモコイズミ(TOMO KOIZUMI)」が受賞してきた。
8月25日に行われた授賞式で後藤デザイナーは、「名誉ある賞をいただくことができてとてもうれしい。勝負するタイミングをずっと計っていて、今回無理なら無理だろうと思うくらいに“今”というタイミングだった。過去に受賞されたのは、今も第一線で活躍されている方ばかり。緊張感もあるが、そこを越えていくつもりでやりたい。やるしかない。期待してもらえたら」と話した。
後藤デザイナーは1992年生まれ、愛知県出身。文化服装学院を卒業後、ライラに入社し、自社ブランドの企画・生産やビンテージ品のリメイクなどに従事。25歳でOEMやブランド事業を行うソウキに入社し、「マス(M.A.S.U)」のリブランディングに伴いデザイナーに就任する。2021-22年秋冬シーズンに初のショーを行い、その後2度ショーを開催。ダンスホールを貸し切ったファン参加型のイベントも行うなど、既存の枠に捉われないユニークなチャレンジを続けている。