しかし日本ではご存じの通り、公開前にネガティブな意味で話題になりました。「バービー」と原爆開発者の実話を描いた「オッペンハイマー」の2作品が米国で同日公開されたことから、SNSで発生した「バーベンハイマー(Barbenheimer)」というミーム。そのコラージュ絵は、日本人の目には原爆投下という許されない史実を軽んじているように映ります。それをこともあろうか、米国の「バービー」の公式Xがポジティブにリプライしたことで炎上。無知であることは罪であり、映画を観ないことで怒りの意思表示をする選択をする人が多いのも当然です。この件が原因なのか、日本での立ち上がりはふるわず。「CINEMAランキング通信」の週末観客動員数ランキングによると、8月18~20日は第9位となっています。
私は、この一件から作品すべてを否定することもないだろう、という考えで観に行きました。ちなみに訪れた劇場は10%ほどしか埋まっておらず文字通りガラガラでした。
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