イオンモールは、東京・目黒区で開発中のショッピングセンター(SC)「自由が丘 デュ アオーネ(JIYUGAOKA DE AONE)」を10月20日にグランドオープンすると発表した。自由が丘駅から徒歩2分の場所で52年間営業してきたスーパーマーケット「ピーコックストア」の跡地を再開発したもの。地下2階・地上4階の総賃貸借面積5000平方メートルに26店が入る。広いテラスなどに草花や樹木を多く設置し、くつろげる空間を提供する。
核テナントとして地下2階にピーコックストアが入る。イオンモールの親会社イオンは2013年にJ.フロント リテイリングからピーコックストアを買収している。地下1階および1階は飲食や食物販を中心に構成する。2階には家具の「カリモク60」、ジーンズの「ヤヌーク」(カイタックインターナショナル)、婦人服の「ロジュモンドクレール」(メルローズ)などが入る。
郊外で数万平方メートルの大型SCを運営する同社にとっては、都市部での中小型SCは新しい取り組みとなる。出店する26店舗のうち14企業は初顔となる。28日に都内で会見したイオンモールの重松雅人執行役員は「郊外SCで成長してきた当社にとって都市型の施設開発の大きなテーマ。自由が丘でフォーマットを構築していきたい」と話した。