ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY

山は動いた 「楽天 ファッション ウィーク東京」【エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY】

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※この記事は2023年08月30日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

山は、動き出しております。

「楽天 ファッション ウィーク東京」の話です。コロナ直前はもはやインディーズイベントのようで、正直に告白すればミラノやパリコレ直後でアウトプットが忙しかった私も足が遠のいていた東京でのファッションウイークが、確実に盛り上がっています。

まず、ミラノやパリコレには参加するのに、東京のファッションウイークには来なかった(私もでした、ごめんなさい!)女性誌を中心とするメディアの姿を頻繁に見かけるようになりました。「フェティコ(FETICO)」や「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」がけん引役。「ヴォーグ」に「エル」「ギンザ」などのSNSで、東京でのランウエイショーが上がるようになり、嬉し涙が溢れます。

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そんなメディアが大好物の、セレブも増えている印象です。特に「フェティコ」は大豊作。中島美嘉に忽那栞里、玉城ティナ、藤井萩花、馬場ふみかに加藤順子!「ハルノブムラタ」にも、西内まりやや馬場ふみか、楓、ソンミ、浦浜アリサが勢揃い。「WWDJAPAN」のソーシャルエディターも、予想以上のセレブリティに東奔西走し、心地よい疲労感を味わっていることでしょう(笑)。

そして、こうした人たちが「東コレ」のイメージを改めようとしています。長年海外系のモード誌で働いていた女性は私に、「東京にも、大人の女性が着られて、骨格がしっかりしている海外の人たちにもアピールできそうなブランドが増えているのね。いつから?」と聞いてくれました。彼女は現在、投資家のリクエストに応じ、海外でも売れそうな日本ブランドを発掘しています。同様の印象を抱いている人は、少なくないでしょう。そして、この素直な驚きはウェブメディアのコンテンツやSNS、そして口コミで、ますます広がること間違いなし!良き循環を導く、大きな歯車が回り出した感があります。

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