「ユニクロ(UNIQLO)」は9月、自社商品のリペアやリメークサービスを提供する「リ・ユニクロ スタジオ(RE.UNIQLO STUDIO)」を新たに国内6店に開設する。国内では2022年10月に東京・世田谷千歳台店に初導入し、23年春に開業した群馬・前橋南インター店、福岡・天神店の3店体制で運営してきたが、今秋は銀座や大阪にも開設。“1着を長く着る”価値観を発信していく。
導入する店舗は、銀座店、ユニクロ トウキョウ(ともに4日開設)、東急百貨店さっぽろ店(8日開設)、大阪・あべのキューズモール店(15日開設)、浅草店、御徒町店(ともに19日開設)の計6店。東急百貨店さっぽろ店は、新店開業と同時に「リ・ユニクロ スタジオ」を導入する。
「リ・ユニクロ スタジオ」では、Tシャツやニット、ダウンジャケットの穴修理、ジーンズのほつれや股ずれの補修、ボタン付けなどのリペアサービスを提供。料金は1カ所500円から。リメークサービスとしては、従来は“マイ ユニクロ”として提供していた刺しゅうサービス(1カ所700円から)を行う。既存3店で提供している刺し子刺しゅうによるリメークは、新店6店では行わない。
「リ・ユニクロ スタジオ」のサービスは、ドイツの店舗で行った服のアップサイクルワークショップをきっかけにスタートし、22年4月にオープンした英ロンドンのリージェントストリート店などで先行。8月末時点で、欧米や東南アジアなど13の国・地域の25店に導入している。日本のパイロット店という位置付けの世田谷千歳台店では、「40〜50代の男性客がジーンズの補修を依頼するケースが多い。冬はダウンの穴の修理が圧倒的に多い」という。