ビューティ
連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT

ポーラが“宇宙コスメ”でまた本気を見せた【エディターズレター:BEAUTY ADDICT】

有料会員限定記事
※この記事は2023年08月31日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

ポーラが国際宇宙ステーションで導入されるスキンケアブランド「コスモロジー」を開発しました。JAXAが認定した初のスキンケアブランドです。2024年頃に国際宇宙ステーション(以下、ISS)に長期滞在する油井亀美也・宇宙飛行士と共に、“宇宙デビュー”をするそうです。

そもそもなぜポーラが宇宙コスメを手掛けることになったのか――。2019年に内閣府が主催する宇宙ビジネスアイデアコンテスト「S- Booster」でポーラ・オルビスホールディングスの「美肌ウェルネスツーリズム」が ANA ホールディングス賞を受賞したことがきっかけとなります。ANAホールディングス(以下、ANA)サイドと雑談をしている中で「宇宙で使用する化粧品は何か?宇宙環境で人の肌はどう変化するのか?」という会話があり、「どんどん疑問が湧いてきた」ことから宇宙環境で対応できる化粧品開発に本気で取り組もうと、ANAと“宇宙ライフを美しく快適に”をコンセプトに掲げた共同開発プロジェクトが20年にスタートしたそうです。

宇宙環境は砂漠と同様に湿度が低く乾燥しているとのこと。さらに微小重力による骨の減少や、隔離空間による緊張状態が続き、ストレスも相当あります。そこでポーラは、微小重力による骨の減少や過酷なストレスが肌の乾燥に影響を及ぼすのではないかと仮説を立てます。骨が分泌するホルモンの一種が潤いの司令塔であることを発見しました。さらに、精神的ストレスがホルモンの一種の働きを抑制することも分かりました。そこでこれらの課題を解決するオリジナル複合成分を開発したのです。

この続きを読むには…
残り1043⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。