アトモスの創業者・本明秀文さんの独自の目線と経験から、商売のヒントを探る連載。実は今、ファッションの街・原宿に次々とスマホケースショップができている。今、行列の先にあるのはスニーカーでもパンケーキでもない、スマホケースだ。累計3000万個を販売した日本発のスマホケースブランド、ハミィの「アイフェイス(IFACE)」も、原宿にコンセプトストア「アイフェイスラボ」をオープンした。今回は、ハミィのG M 、赤石貢一郎さんをゲストに、スマホケース戦国時代について考える。
本明秀文・アトモス創業者(以下、本明):少し前に新宿で行列ができていたから何かと思えば、香港の「ケースティファイ(CASETIFY)」と「新世紀エヴァンゲリオン」のコラボスマホケースの発売日だった。「ケースティファイ」は、業界ではファッションブランドとのコラボでよく知られているけど、「ポケモン」「セーラームーン」「ワンピース」「チェンソーマン」と、次々に日本のキャラクターとコラボして、それが世界中でウケている。昨年は3億ドル(約435億円)を売り上げた。今、「ナイキ(NIKE)」の発売日より行列ができているよ。
――最近はスニーカーリークサイトが「ケースティファイ」の発売日を追っていますね。
本明:2〜3年前まで、日本のスマホケース市場は「アイフェイス」の独占状態だった。今、ハミィの株価は1000円ちょっとだけど、一時期は2500円ぐらいで、時価総額も400億円を超えていたからすごい市場だよ。
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