この連載は週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事から学生に読んでほしいものを厳選し、記者のコメント付きで紹介するものだ。今回は、「シーイン」の最新動向や「マーク ジェイコブス」のコスメライン復活など、3つの記事を掘り下げる。ニュースの読み方を知るとともに、面接やビジネス会話のヒントになれば幸いだ。
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【記事1】
シーイン、米国の「フォーエバー21」運営会社に3割出資
超ファストファッションブランド「シーイン」は8月24日、米国の大手アパレルのスパーク・グループ(SPARC Group)の株式約3分の1を取得すると発表した。スパークもシーイン株を少数取得する。
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【記者の解説】
出資者は、持ち株比率が1/3以上になると株主総会で決議を否認する権利を得られます。これはかなり大きい権利であり、つまり1/3以上を出資する=「出資先の経営に深く関与する」という意志表明です。「シーイン」運営会社が出資する、米国アパレル大手のスパーク・グループは「フォーエバー21」を筆頭に「ブルックスブラザーズ」「エディ・バウアー」などのブランドを運営しており、全世界で4280店舗、総売上高は127億ドル(約1兆8542億円)に達しています。「シーイン」の狙いは、スパーク傘下のブランドを「シーイン」のECプラットフォームで販売し、さらに顧客層を広げること。逆に言えば、スパークも傘下のブランドの売上高のかなりの割合を、「シーイン」プラットフォームで販売することを考えている、ということでもあります。中国発の「シーイン」、米国大手アパレルのスパーク、両社にとって大きな転換点になります。(横山 泰明/記者)
ILLUSTRATION:UCA
【記事2】
「マーク ジェイコブス」がコスメラインを復活 2〜3年後に始動
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