「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は今年、本格上陸から10年を迎えた。店舗数は百貨店のカウンターで33店舗、セミセルフ業態では19店舗で展開する。顧客の中心となるのは20〜30代前半の化粧品への購買意欲が旺盛な女性だが、40〜50代のロイヤルカスタマーやSNSをきっかけにブランドを知る若年層など幅広く支持を集める。ウルトララグジュアリーとしてのポジショニングを維持しながら右肩上がりで成長を続けている。(この記事は「WWDBEAUTY」2023年8月28日号の記事の抜粋に加筆しています)
5〜7月の商況は、フレグランス、アイ、リップの3つのカテゴリー全てで前年同期比2ケタ増を達成した。中でもフレグランスの成長が際立った。キム・デイビッド(Kim David)ELCジャパン トム フォード ビューティ事業部長は「日本におけるフレグランス市場は大きく成長しており、特にラグジュアリーフレグランスの伸長率が高い。当社の傘下ブランドの中で最も価格帯が高く、トップクラスの品質を誇る『トム フォード ビューティ』の成長は目覚ましい。マーケティング戦略とブランドのポジショニングが非常によくマッチした」と好調要因を説明する。
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