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日本はYOLOな消費モード?【エディターズレター:VIEWS ON WWD U.S.】

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※この記事は2023年09月08日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

ラグジュアリー市場、もといメガブランドの拡大はいつまで続くのか。米国の景気は後退が懸念され、中国の消費パワーもかつての勢いが見られず、さらに原料や輸送費、人件費等の高騰で価格は上がる一方で、「シャネル」や「エルメス」「ルイ・ヴィトン」のバッグも本物の富裕層しか買えない値段になってきました。天井知らずというわけにはいかないですよね。

そんな疑問に答えるべく、資産運用大手アライアンス・バーンスタインのアナリストがリポートを出しています。彼は「新型コロナウイルスのパンデミックが明けた幸福感の中で、消費者は高級商材に溺れた後、“冷静さ”を取り戻す可能性が高い」としています。

この“パンデミックが明けた幸福感”消費を、YOLO(You Only Live Onceの略、“人生は一度きりだから思い切り楽しもう”という意味合いの言葉)モードというんですね。面白い。

リポートには「日本など、コロナによる規制解除が遅かった国の人々は今でもYOLOモード」とあります。えー、そうなの??

確かに人に会う機会が増えるとお出かけ需要も増しますが、“パンデミックが明けた幸福感”によるラグジュアリー消費は、あまり感じず。コロナ禍で海外に出掛けられない分、富裕層が可処分所得を買い物に費やした動きと、相次ぐ値上げで「今買わないと、さらに上がる」という焦り消費というのが実際で、直近はインバウンド需要の復活が大きいかと。円安なので、「日本で買うのが一番安い」というブランドもあるようです。訪日外国人客にとってはYOLOモードですかね。

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