「WWDJAPAN」9月11日号は、2024年春夏シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」を特集します。8月28日〜9月2日の6日間で、新星から常連まで、全50ブランドが新作を披露しました。渾身のコレクションを見せたデザイナーたちのものづくりと、それに対する思いを届けます。
東京デザイナーの覚悟と進化
トップバッターの「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」は、日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)の支援プログラムである「JFW ネクスト ブランド アワード(JFW NEXT BRAND AWARD)」受賞で初のショーに挑み、日本の美意識と職人の技術をエッジィなテイストに落とし込んだ堂々のコレクションを見せました。他にも、昨年ショーデビューし、今や東京の人気ブランドの一つとなった「フェティコ(FETICO)」をはじめ、「ヨウヘイオオノ(YOHEI OHNO)」「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」「ミーンズワイル(MEANSWHILE)」「ミューラル(MURRAL)」ら中堅デザイナーも、ブランドの強みや、時にパーソナリティーにも向き合い、独創的かつクオリティーの高いショーを行いました。デザイナーの姿からは、ホームである東京を大事にして、共に成長していこうという強い覚悟も伺えます。冠スポンサー楽天の支援枠「バイアール(by R)」でブランド30周年のショーをした「ア ベイシング エイプ(A BATHING APE)」など、ニュースも盛り沢山にリポートし、裏表紙では中面で紹介し切れなかったブランドの情報を掲載します。
特集以外では、6月に就任したルミネの新社長インタビューや、「メルカリ」の決算書から同社の経済圏を解説する記事などを掲せます。
(COVER CREDIT)
ART DIRECTION:RYO TOMIZUKA
PHOTO:RYAN CHAN