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連載 今週の学生に読んでほしい記事3選 第10回

そごう・西武ストライキの背景、「マメ」「オーラリー」も受賞した「ファッション プライズ オブ トウキョウ」って何?

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この連載では週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事から学生に読んでほしいものを厳選し、記者のコメント付きで紹介します。今回は8月31日にストライキを決行したそごう・西武や、美容機器が売れているヤーマン、国内デザイナーに送られる「ファッション プライズ オブ トウキョウ」をを取り上げます。ニュースの読み方を知り、面接やビジネス会話のヒントになれば幸いです。

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【記事1】
ドキュメント8月31日 西武池袋本店「スト突入」

そごう・西武労働組合は31日、西武池袋本店でのストライキを決行した。同店は全館臨時休業となった。百貨店のストは実に61年ぶり。労組が抵抗を強める一方で、親会社セブン&アイ・ホールディングスは臨時取締役会を開き、そごう・西武の売却を決議した。戦後の小売業にとっても激動の日となった8月31日を時系列でレポートする。(全文はこちら

(記者のコメント)

そごう・西武労働組合がストを決行したのは、売却先のファンドによる再建プランが実行された場合、雇用が維持できなくなる危惧があったからだ。西武池袋本店の半分以上がヨドバシカメラになれば、百貨店の売り場は半減され、多くの従業員が不要になる。そして会社の利益のほとんどを稼ぐ西武池袋本店が大幅縮小となれば、事業継続そのものが危うくなる。社員としては当然の疑問だ。親会社セブン&アイは、この疑問に正面から答えようとせず「雇用維持」と「事業継続」のいわば建前だけをアナウンスし、最後は時間切れで強引に逃げ切った。ファンドは雇用を守ると宣言しているが、大きな禍根を残した。(林芳樹/ビジネスデスク)

【記事2】
ヤーマンがヘアケア機器強化でミューズに大政絢を起用 グローバル展開も拡大

ヤーマンがヘアケア機器を強化する。これまで美容器で存在感を高めてきたが、旗艦ブランド「ヤーマン トウキョウ ジャパン(YA-MAN TOKYO JAPAN)」とサロン専用ブランド「ヤーマン プロフェッショナル(YA-MAN PROFESSIONAL)」で、ヘアケア機器のシリーズ拡充とグローバル展開を開始する。それを機に、国内のヘアケア商品のミューズに俳優の大政絢を起用。8月29日に公式サイトやユーチューブで大政が出演する動画「リフトドライヤー 鏡の中の物語」篇を公開した。(全文はこちら

(記者のコメント)

ヤーマンは1978年に創業した美容機器メーカーです。業務用の美容機器を手掛けていましたが、今では家庭用の美顔器が主軸となっています。2006年に発売した美容ローラーの“プラチナゲルマローラー“はシリーズ累計出荷台数が200万台を超え、同社を代表するアイテムとなりました。ムダ毛ケアの家庭用光美容器やエステサロンの手技を自宅でかなう家庭用キャビテーション美容器などさまざまなアイテムを展開する中で、2021年からヘアケア機器市場に参入しました。同社のドライヤーは、髪にダメージを与えずに乾かすことはもちろん、美顔器の機能も有しているのが特徴です。アタッチメントを変えることで表情筋を鍛えることができるなど、1台で髪も顔もケアできる優れものです。美顔器は中国でも人気のため、ドライヤーの需要は国内外でもありそうです。よろしくお願いします。(副編集長/牧田英子)

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