ファッション

【スナップ】タトゥーの人気デザインは? 33枚の写真で見るトレンドモチーフ

近年、ファッションを彩る要素の一つとして、タトゥーを取り入れる人が増えています。ワシントンD.C.のシンクタンク、ピュー・リサーチ・センターによる調査では、アメリカの成人の約3人に1人が体に1カ所以上、タトゥーを入れているという結果が出たそう。また、世界のタトゥー市場規模は、昨年から今年にかけてさらに大きくなっており、今後ますます拡大する見込みだとか。世界的にタトゥーを楽しむムードが高まっているようです。

私たちが暮らす日本では、米国や欧州ほどではないものの、年々タトゥーへの抵抗感が薄れてきているように感じます。特に若い世代においては、SNSなどを通して海外アーティストやインフルエンサーの姿を目にする機会が多いからか、特にその傾向が強いようです。

さて、タトゥーといえば身体と共に毎日を過ごすもので、一度入れたらそう簡単には消すことができません。タトゥーを楽しむ人たちは、自分が長く愛していける選りすぐりのデザインを選んでいるはずです。

そこで、今回は「フジロックフェスティバル 2023(FUJI ROCK FESTIVAL)」や「サマーソニック 2023(SUMMER SONIC)」でのファッションスナップと併せて、来場者のタトゥーデザインを調査。どんなデザインを取り入れているのか、見せてもらいました。

ポップでかわいいデザインが人気

スケッチブックのようににぎやかに

夏のフェス会場には、期間限定で楽しめるタトゥーシールなどを含めて、タトゥーで彩った肌を見せるスタイルの人が多くいました。まず、取り入れるパーツとして人気があるのは、腕〜肩。鎖骨まわりや脚、耳に入れている人もいました。デザインで特に多く見かけたのは、動物やフラワーなどのポップなモチーフ。アメリカンなキャラクターを散りばめた人の腕は、スケッチブックのようににぎやかです。

無機質なモチーフを
クールに取り入れる人も

一方で、無機質なモチーフを取り入れたケースも多く目にしました。彫刻を思わせるタッチで描かれた人物や図形、意味を持たない記号などのモチーフは、シリアスな雰囲気を漂わせます。腕全体を使って亀裂が広がるような表現をした、アイデア勝負のデザインも印象に残りました。

テキストがベースのデザインは
誕生日や座右の銘が人気

テキストがベースのデザインでは、生まれ年や誕生日、自分の信じる言葉などを入れるのが人気。

細い線で描くアート感覚のタトゥー

タトゥーの表現の仕方に注目すると、細い線でデザインするのがトレンドであることが見えてきました。細い線で描くならば、写実的な表現もできるのですね。また、グラデーションで立体感を出した、水彩画のようなタトゥーも見かけました。

カラーのインクがアクセントに

また、複数の箇所に取り入れている場合は、カラーのインクがアクセントになります。カラーインクを使ったデザインでは、アウトラインに合わせて塗り絵のように色をつけたものだけでなく、輪郭をとらずにカラーのみで描くデザインも支持されていました。輪郭をとらないと、よりソフトで幻想的なムードに仕上がりますね。

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