「ラルフ ローレン コレクション(RALPH LAUREN COLLECTION)」が2024年春夏ニューヨーク・ファッション・ウィーク(NYFW)の9月8日(現地時間)に2024年春夏コレクションを発表した。ニューヨークでは4年ぶりのランウエイショーで、洗練された新しいロマンスをテーマに時代を超えたアメリカンスタイルを作り上げた。
ショーはブルックリンのネイビーヤード(造船所跡地)で開催した。実際現役の倉庫に脚を踏み入れると、そこには豪奢なシャンデリアと、木材の床にドレープのかかったキャンバス、漆喰の壁など、アーティストのロフトをイメージしたという素朴な内装。対照的な要素が調和した、今回のテーマを象徴する空間がゲストを出迎えた。
ショーは得意とするデニムのスタイルからスタート。ビーズ刺繍やリバースアップリケ、シアーな花柄のカットアウトをクリスタルビーズで縁取ったスーツ、ラインストーンやフェザーを手刺繍で縫い留めたジャケットなど、デニムをロマンティックなイヴニングウエアに昇華した。続くブラックとゴールドを基調としたラグジュアリーなルックは、タキシードジャケットにゴールドメタリックのスキニーパンツ、ダブルブレストのブレザーとボディースーツの組み合わせなど、クラシックなアイテムを現代的な解釈で再構築した。そしてスタイルはノスタルジックなボヘミアンスタイルに変化する。大胆なカラーコードにメタリックな素材、フリンジのドレス、カラフルなビジューのアクセサリーも印象的だ。新作バッグ“RL 888”も今回のコレクションを彩った。
ラルフ・ローレンは「色褪せたデニムや絵画のような花柄の芸術性、ブラックとゴールドで一新したアイコニックなシェイプのモダンな洗練美、あるいは大胆な色や輝き、そしてラグジュアリーな手仕事のディテールのさまざまな組み合わせを通して、自分だけのスタイルを自由に生み出す。私がデザインのモデルとしたのは、個性とアーティスティックな精神というキャンバスの上で自己表現する、こうした女性たちだ」と語る。