2024年春夏シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」に参加した全50ブランドから、渾身のクリエイションを見せた9ブランドを紹介。トップバッターを飾った「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」から、昨年ショーデビューして東京の人気ブランドに成長した「フェティコ(FETICO)」、「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」「シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA)」「ミューラル(MURRAL)」「ミーンズワイル(MEANSWHILE)」といった中堅まで、自身の強みや、時にパーソナリティにも向き合い、独創的かつ力強いコレクションを披露したブランドをリポートする。(この記事は「WWDJAPAN」2023年9月11日号からの抜粋です)
「カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)」
未知の旅へ誘う、きらめくデビューショー
日本ファッション・ウィーク推進機構の支援プログラム「JFW ネクスト ブランド アワード」を受賞し、ブランド初のショーを開催。「ようこそ」をテーマに、深海や宇宙のような、未知の世界へブランドが向かっていく旅へと誘い込む。モデルは、メンズとウィメンズを半々に起用し、“着る人が自由に選んで、手に取ってほしい”という思いを反映。ファーストルックでは真っ白なジャケットとパンツのセットアップを、モデルの源大が着こなした。強みである日本の美意識に着目したディテールも豊富で、亀甲花菱紋をスパンコールで表現したトップスや、貝殻を使った螺鈿(らでん)織りのコートなどが上品にきらめく。デビューショーながら、自由な精神性と日本の美意識を詰め込み、実力の高さを証明した。
「ヴィヴィアーノ(VIVIANO)」
ハッピームード満載の夏のマリンルック
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