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「無印良品」化粧水でシェア10%獲得へ スキンケアシリーズ刷新

「無印良品」を運営する良品計画は、化粧品分野の「敏感肌用シリーズ」の化粧水や乳液などを全面刷新して9月20日から販売すると発表した。全面刷新は同シリーズを発売した2000年以来初めて。天然水を使用するなどの持ち味は残しつつ、天然由来成分100%に切り替える。同シリーズは年間約2500万個を売り、同社の化粧水市場でのシェアは約6%にもなる。嶋崎朝子・上席執行役員は「『無印良品』のスキンケアの良さを知らない人も多く、潜在需要は大きい。化粧水で最低でも10%のシェアに持っていきたい」と話す。

20日から販売する「敏感肌用シリーズ」は化粧水、乳液、オールインワンジェル、クリーム、クリーム化粧水など17アイテム。主力の化粧水(300mL)はさっぱりタイプ、しっとりタイプで790円、高保湿タイプで990円。容器のPETボトルも刷新するとともに、店舗で回収した容器を再び化粧品の容器に再生する取り組みを始める。

「無印良品」は1997年に化粧水を販売し、スキンケア市場に参入。肌へのやさしさやコストパフォーマンスが評価され、じわじわと人気を集め、今では同社を代表する商品になった。近年はローソンでも取り扱われるようになり、「無印良品」の店舗がない地域でも販売が増加しており、売り上げも前年比2ケタ増で推移する。

嶋崎上席執行役員は「現状は『無印良品』の中心顧客である40代の女性の購買が多い。若い女性や男性へも訴求していきたい」と話す。

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