ファッション
連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY

ファンに聞くと見えるもの【エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY】

有料会員限定記事
※この記事は2023年09月13日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

2024年春夏の「楽天ファッション・ウィーク東京」で一番良かったのは、ファンに取材できたことでした。

さすがにパリやミラノのファッションショーに招かれる顧客は決して多くありませんが、東京には、結構いらっしゃるものです。だから今回は思い切って、ショーの後に「すみませ〜〜〜ん」と動画用のマイクを向けてみました。もちろん、断られるケースもありました。でも皆さん、予想以上に応えてくれた印象です。ブランドへの愛ゆえ、でしょう。

一番印象的だったのは、「ミューラル(MURRAL)」のファンでした。明らかに「ミューラル」だった2人の女性に突撃です。聞くと2人は、ファッションショーの会場で初めて出会ったんだとか。てっきり私は“仲良しさん”だと思って突撃したら、お互いの“「ミューラル」歴”さえ知らないくらいの間柄でした。好きなものを「好き」と堂々と言えること、そして、それを認めてくれる存在の価値や心地良さを感じます。

ファンの1人は、「最初は正直、『結構高いな』って印象だったけれど、インスタグラムで発信する思いを読み続けたら、だんだん『刺しゅうが盛りだくさんで手が込んでいるのに、こんな安くて、いいんですか!?』って思うようになっちゃったんです(笑)」と話してくれました。

私には、新たな驚きがてんこ盛りの一文です。

この続きを読むには…
残り835⽂字, 画像1枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。