2024年春夏の「楽天ファッション・ウィーク東京」で一番良かったのは、ファンに取材できたことでした。
さすがにパリやミラノのファッションショーに招かれる顧客は決して多くありませんが、東京には、結構いらっしゃるものです。だから今回は思い切って、ショーの後に「すみませ〜〜〜ん」と動画用のマイクを向けてみました。もちろん、断られるケースもありました。でも皆さん、予想以上に応えてくれた印象です。ブランドへの愛ゆえ、でしょう。
一番印象的だったのは、「ミューラル(MURRAL)」のファンでした。明らかに「ミューラル」だった2人の女性に突撃です。聞くと2人は、ファッションショーの会場で初めて出会ったんだとか。てっきり私は“仲良しさん”だと思って突撃したら、お互いの“「ミューラル」歴”さえ知らないくらいの間柄でした。好きなものを「好き」と堂々と言えること、そして、それを認めてくれる存在の価値や心地良さを感じます。
ファンの1人は、「最初は正直、『結構高いな』って印象だったけれど、インスタグラムで発信する思いを読み続けたら、だんだん『刺しゅうが盛りだくさんで手が込んでいるのに、こんな安くて、いいんですか!?』って思うようになっちゃったんです(笑)」と話してくれました。
私には、新たな驚きがてんこ盛りの一文です。
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