コーセーは、愛知のプラスチック成形メーカー本多プラスが展開するオリジナルブランド「アメ(AME)」と、化粧品の再生利用に取り組むモーンガータの3社で、不要資材を再利用したヘアアクセサリーを製作した。コーセーが展開するキッザニア東京のビューティスタジオパビリオンで使用を開始し、子どもたちに資源を循環させて使う重要性を学ぶ機会を提供する。
コーセーと「アメ」は、それぞれの事業活動で発生する不要資材に着目した。商品開発や品質管理で役目を終えた化粧品の中身「化粧品バルク」と、プラスチック商品を製造する過程で発生する廃棄プラスチックを組み合わせたアップサイクル小物の制作に、2022年10月から取り組んできた。今回、化粧品を水溶性色材へと変える独自特許技術を取得するモーンガータを加え、3社での事業展開を進める。
ハンドメイドヘアアクセサリーは、リサイクルプラスチックで化粧品バルクを包み制作した。化粧品バルクの色彩を自然な状態のままリサイクル樹脂に包み込み、樹脂の透明感をキープしたまま固め、全て異なる形や色合い、デザインのヘアアクセサリーを完成させた。ヘアアクセサリーは、パビリオンで実施するヘア&メイクアップアーティスト体験で使用。ヘアマネキンを使い、装飾品を選んでヘアスタイリングを行う過程で、子どもたちに再利用品に触れる機会を提供する。