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連載 エディターズレター:MARKET VIEW

「無印良品」の全方位戦略【エディターズレター:MARKET VIEW】

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※この記事は2023年09月15日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「WWDJAPAN」に「無印良品」の記事が相次いで掲載されました。

化粧水と住宅リフォーム。これを同じブランドが展開している事例は、世界でも恐らくないでしょう。70円の鉛筆も、数千万円の住宅も「無印良品」の名前で出ている。それに消費者は違和感を覚えない。冷静に考えるとすごいブランディングだと思うのです。

当たり前ですが、それぞれのカテゴリーには専業メーカーが存在します。化粧品メーカーが数多ある市場において、後発の「無印良品」の化粧水の現在のシェアが6%(同社発表)で、しかも「最低でも10%のシェアに持っていきたい」というのは、なかなか強気の発言です。シェアは分かりませんが、レトルトカレーも定番の「バターチキン」をはじめ50種類以上も販売しているわけで、食品メーカー顔負けといえるでしょう。

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